8月8日 現地校訪問

2018年08月08日

朝晩は肌寒いケアンズですが、
本日も最高気温は26度と、汗ばむ天気。

ホストファミリーに送ってもらい、いつも通り登校したら
CLCから歩いて約5分のところにある現地の学校に向かいます。

訪問先の現地校は
St Joseph’s Primary School(セント・ジョセフ小学校)
キリスト教カトリック系の小学校です。




まずは朝の全校集会を見学します。
本日は、オーストラリア人として初めてカトリック教会の聖人となった
Mary MacKillop(メアリー・マキロップ)のFeast Day(祭日)ということで
それを記念した映像が流れたり、歌の合唱などが行われていました。
背景知識が一切ない生徒さん達は、初めて見聞きして
少々困惑しながらも興味をもって見学していました。

その後、学校を代表する生徒から
AtoZの生徒さん達へのウェルカムスピーチを受け
オーストラリアを表現したウェルカムダンスを披露してくれました。




そして、クラスの見学です。
AtoZの生徒さん3人ずつに分かれ、
それぞれ2人の生徒さんが案内してくれました。

生徒の皆さんの印象は、
「床に座って授業受けてる…!」
「自由すぎる…!」

さらに、子ども達ひとりひとりにiPadが支給されていて
どのクラスでもiPadやテレビ画面に映して
動画や画像を使って授業をしていることにもびっくり!

子ども達は同じクラス内で学習進度や習得度別に
丸グループ、三角形グループなど約4つのグループに分かれて
それぞれの希望や学習の仕方に合わせて勉強していました。
これは、出来る子、出来ない子、でレベル分けするのではなく
あくまでも学習スタイルなど、それぞれの習得度や性格を考慮し
常に流動的に決めているとのこと。

とあるグループでは、先生と一緒に学習し
別のグループではiPadでオンライン教材で自習をしたり
全く違う形であっても、同じ教室で同じ教科を勉強していました。

AtoZの生徒さん達は皆、この学校環境に驚いた様子で
「うちの学校ではこんな最先端な授業なんてありえないです」
「iPadで勉強、うらやましい…」という声が聞かれました。




P.E.(体育)の授業ではフットボール(ラグビー)の
ボールの投げ方やパスの仕方を学び、練習にも参加しました!

そして、最後はAtoZの生徒さんが主体となり
セント・ジョセフ小学校の子ども達に
日本文化を体験してもらう時間です!

・けん玉、コマ回し班
・おりがみ班
・日本語班
の3つに分かれて、それぞれ
子ども達に体験をしてもらいます。

けん玉やコマの説明を子ども達の前で、英語を使って
即興で説明出来てしまう、さすがAtoZの生徒さん!!




日本語班では、ひらがなとカタカナで子ども達の名前を書いてあげて
それを真似して、子ども達にも自分の名前を日本語で書いてもらいます。

「○○は日本語でなんていうの?」など、様々な質問にも
しっかり答えられている生徒さん達、素晴らしい!






おりがみ班は、みんなで鶴に挑戦。
出来上がった鶴は、取り合いになるくらいの大人気!






ランチの時間になっても、AtoZの生徒さんのところへ
たくさんの子ども達が訪ねてきて、お昼ご飯が食べれないほど。
子ども達が去ってから、お昼ご飯をゆっくりいただきました。
人気者たち、大変ですね…!

子ども達からは
「なんで明日はここへ来ないの?」
「また折り紙教えてほしい!」と、
AtoZの生徒さん達との別れを惜しむ声が多く聞かれ
お互いに楽しい時間を過ごせ、
とても充実していた証拠だと思います。

今日、子ども達から大人気だったAtoZの生徒さん達。
研修の最初はシャイだった生徒さんも、
はじめは不安を抱えていた生徒さんも、
間違えるのが恥ずかしくて英語で話すことに抵抗のあった生徒さんも、
セント・ジョセフ小学校の子ども達の前では堂々として、
日本の文化を丁寧に教えている姿に感動しました。

今日の皆さんの姿を見ていると、涙が溢れ出そうになるほど
心の底から誇らしい気持ちでいっぱい!!icon12

明日はCLCで過ごす最後の一日となります。
一分一秒、大切にしていきましょう!