コミュニケーションと言語 in India
2016年07月03日
6月半ば、お休みをいただいてインドに一人旅に行ってきました。
そのインドの隣、バングラデシュで日本人の方々が犠牲になりました。
犠牲者のご冥福と、このような事件でなくなる命がこれ以上ないことを祈ります。
(仏教寺院の上に建てられた廟には、コーランが刻まれています。宗教は混ざり合って認め合って何千年も続いてきたと教えてくれます。@インド デリー)
さて、今回のインド旅では様々な学びがありましたが、その中から「コミュニケーションの手段」を考えさせられる出来事を紹介します。
人と意思疎通をする方法で欠かせないのが言語ですよね。
インドは英語が通じるの?とよく聞かれますが、答えは「地域と相手による」です。
大きな都市では英語が通じますので安心です。
しかし田舎では住民は英語を話せないですし、表示も現地語(一例はヒンディー語)のみです。
今回私はヒンディー語の知識はゼロの状態でインドの片田舎に乗り込んだ訳ですが、意外とコミュニケーションが取れたのです!!
①道ばたで
屋台で夕飯を買って、道ばたに座って食べていました。
それがもう、檄辛!!で、泣きながら食べていたのです。
そうしたら、隣に座っていた家族がチラチラ私のことを見て、紙コップに入ったザラメとお菓子をひとつくれたのです。
「辛いのね。これ甘いよ。スイートスイート。」
②駅で
雨で濡れた階段を下っているときに、足を滑らせて盛大な尻餅をついてしまいました。
痛みでしばらく動けずにいたら、おばちゃん達に囲まれました。
「大丈夫?駅員さん呼ぼうか?おまえさん、階段下りる時は一歩ずつ下りるのよ。こんな風に。」
③バスターミナルで
バスターミナルといっても、校庭のような広場に適当にバスが突っ込んできて、行き先を見て人が乗り込むというシステムです。
ヒンディー後で書かれた行き先を見ても、ちんぷんかんぷんなので、とにかく私が行きたい場所に向かうバスを手当たり次第聞きまくりました。
「ハリドワール行きのバスはこの辺に来るはずだよ。あ!ちょうど来た!これこれ!乗って乗って!!」
「 」の言葉はたぶんヒンディー後で、私の理解できない言語でした。
でも、おおまかにはこんな事を言っていたのだと思います。
それは状況や身振り手振りでの判断で、ものすごく間違ってはいなかったから、こうして無事帰って来られました笑
案外何とかなるもんです。
それでも、このタイプのコミュニケーションの限界も感じました。
例えば「14:30発デリー行きのチケットを午前中のものに変更したいのですが。」といったようなちょっと込み入ったことを聞きたい時にはもうお手上げです。
また、上記①~③の状況は全て現地の人に助けられています。
それに対して言葉なしでしっかりお礼が伝わっただろうか。
別の文化に触れた時、言葉の壁は避けて通れません。
それが全てではないけれど、やはり言語はコミュニケーションの大きな要素だなと改めて感じました。
そして、英語は決して万能ではないけれど、知ってるととっても便利で安心だと再認識しました。
ナマステ!
Aya