===================================================
AtoZでは、生徒さんに季刊で配布しているNews Letterに、
AtoZの創始者である校長のマキナリー浩子による、
“AtoZヒストリー”を連載させていただいています。


多くの方にAtoZの生い立ちをぜひ知ってほしく思い、
こちらのブログにもAtoZヒストリーを毎週月曜に連載し続け、4カ月。
現在バックナンバーがあるものは、今回が最後となりました。

次回最新話より、News letterが発行されるタイミングでの
ブログへの掲載となります。
次回の掲載は9月初旬です。楽しみにしていてくださいね。
今後とも、AtoZストーリーをどうぞよろしくお願いします!
===================================================

AtoZ Story⑱


前回は「変わりつつある学校の英語」というタイトルでお話をさせていただきました。
後で記事を読み返して、あのタイトルは私たちAtoZの願いを込めたタイトルだったなぁ…と感じました。
というのは、変わりつつある学校はほんのわずかで、
まだ大半は、何十年も前と同じ英語をやっていて、変わろうとしてないからです。


AtoZは県内の保育園、小学校、中学校、高校、大学に至るまで、
外国人講師(ALT)による英語授業の支援をさせていただいているので、
各学校で教師セミナーやワークショップの依頼をいただきます。

その中でいつもお伝えさせていただくことが
「先生たちが持っている英語への意識を変える、英語を使うことを楽しむ」
ということです。
先生方の多くは学生時代、文法や和訳、スペルを書いて覚える、等の学習をしてきて
英語テストの点が悪かった、とか、英語できなかった、
などのネガティブな気持ちがあります。
皆さんの中にも、こんな気持ちを持っている人が多いのではないでしょうか。

そして先生たちは言うのです。
こんな英語が苦手だった自分が生徒に英語なんて教えられるのか、と。
英語の勉強は、正しく文法のルールを覚えて、正しく日本語に訳せること、と思い込んでいるからです。
セミナーは、まずはそのマインドを変えるところから始めます。
先生方は、生徒に英語を覚えさせたい、と思っています。
でも実はそうではなく、英語を使ってコミュニケーションしてほしい、と願って授業をしないといけません。
今の日本が目指している英語教育は、
子どもたちに英語の知識を与えて覚えさせるのではなく、
使える英語を身に付けさせる、というものです。

まさしくAtoZの願うことです。
Ts


それも自然に自らもっと、
コミュニケーションしたい、相手の事を知りたい、自分の事を伝えたい、
・・・という欲求をもたせて言語を身に付けさせる、というものですから、
先生が英語に後ろ向きだと、まったくもっていい手本になりません。
子どもたちは、英語って難しいんだ、間違えたら恥ずかしいんだ、
という先生が持っている気持ちをそのまま持ってしまいます。
これは百害あって一利なし、です。

先生ばかりでなく、ご家庭でもお母さんやお父さんやお兄さんやお姉さんが
「英語って難しんだよね~」て言ったとたん、子どもはそう思い込みます。
ですから、言うべき言葉は「英語ってすごいね、世界のいろんな人たちと話ができるから楽しいね!」
と言ってください。
それだけで、子どもたちは英語を学ぶ本当の意味を見出せます。
ぜひ、みなさん、お子さんにこのように声を掛けてあげてくださいね!

oyako_s


英語を教えることは、なかなかご自分ではできないかもしれませんが、
子どもたちに英語を好きになってもらえることは、
保護者の方が一番できる大切な役割です。
声掛け、どうぞよろしくお願いいたします。

続く (次回は9月初旬月曜配信予定です。お楽しみに!)



同じカテゴリー(スタッフブログ)の記事
きっかけ、私の場合
きっかけ、私の場合(2019-10-17 21:47)