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AtoZでは、生徒さんに季刊で配布しているNews Letterに、
AtoZの創始者である校長のマキナリー浩子による、
“AtoZヒストリー”を連載させていただいています。

多くの方にAtoZの生い立ちをぜひ知ってほしく思い、
ブログでも連載をスタートしました!
毎週月曜更新です。Have fun☆
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AtoZStory⑥



効果的な子供英語プログラムを探し始めて、ついにPLSシステムに出会いました。
このシステムが今日のAtoZ子供クラスの柱になっています。


20年前の日本の英語教育はまだまだテキストを使って日本語で説明しながら進める授業が主流でしたから、
*全部英語
*しかもネイティブが自然のスピードで話しながら、早いテンポで進めていく
*1回のレッスンの中には、たくさんのアクティビティーがあってインプットされる英語量もかなり多い
*子供にも耳から聞きとったネイティブのきれいな発音の英語をどんどんと発話させていく。
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私達が経験してきた英語とはまったく違う英語指導法でした。
東京の浜田山にあるPLSから、PLSシステム開発者であられるオーマンディ御夫妻と大工原先生がAtoZに研修に来てくださいました。


研修を受けながら、当時としては新しい発想の英語教育に、私は驚きというよりも
「これだ!この英語教育こそが子供たちに英語を使えるようにしてあげることができる!」と直感したのです。


今でこそ言語習得は脳科学から証明されているように、微妙な音声の聞きわけができ、それを聞いたまま口から発話することができる幼少時から導入する、
が当然と言われていますが、当時はまだそこまで英語教育が研究されておらず、オーマンディ先生の開発したPLSシステムはとても画期的なものでした。
その頃のAtoZに通われているお子さんの保護者の方は、
「こんなスピードで、しかもたくさんの英語を次から次に聞かせて子供たちはわかっているのかしら・・・」
と不安になったかもしれません。
実は私も、PLSシステムの実績を信じてはいましたが、子供たちが教室から出てくる顔を見るまでは心配でした。
子供たちが「わかんない、つまらない」と言って教室から出てきたらどうしようと・・・

しかしレッスンから出てくる子供の笑顔はとてもHappyでした



英語教育において子供たちが感じる本当の楽しさ 
は、
懇切丁寧に時には日本語で意味を言って全部説明して理解して納得することではなくて(私たちの時代の英語ですね)、
自分の脳と五感をフル活動させて、こんな事言っているのかなぁ・・・と感じ取ったり気づいたりする事、
そして自分の言いたいことが相手に伝わる喜び、
何回かトライしてできた喜び(跳び箱を何回も挑戦してついに跳べるのが喜びで、跳び方を口で説明してもらって頭だけで理解することに喜びや楽しさはありませんね)、
わかる事よりもできる事なのだ、とこの単純なことに私自身気づきました。
PLSシステムは、その喜びを積み重ねていくレッスンだったのです。

1990年、AtoZはPLSシステム完全導入を決めました。
AtoZ開校から3年が経っていました。

(来週へつづく)



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