Elephants can remember

2014年09月15日


Hello, everyone

5月に、欧米にあることわざ
"An elephant never forgets"
をこのブログで紹介しましたが、この間、
イギリスのドラマ「名探偵ポワロ」(原作はおなじみのアガサ・クリスティ)を見ていたら、
このことわざにちなんだ表現が出てきました!

この回では、ポワロの友人オリヴァが、
自分が名付け親になった若い女性からある相談を受けます。
それは、13年前に起こったこの若い女性の両親の不可解な死の謎を解明してほしい、
というもの。
オリヴァはポワロに協力を求めますが、ポワロは別の事件を担当しており、最初相手にしてくれません(実は、ポワロの担当中の事件とオリヴァが持ってきた事件はのちに繋がりを見せるのですが・・・探偵ものではよくある展開ですね :-o )

そこで、オリヴァは自分で事件当時の関係者たちに聞き込みをすることにします。
その時彼女が使った表現が「Elephants can remenber(象は覚えている)」!!
だったんです 8-O

この言葉は、アガサクリスティの小説の原題でもあるのですが、
オリヴァは事件当時の関係者たちを象にたとえ、「それぞれの象たちに話を聞いていく。」といった意味合いの台詞を言っていました。
そしてこの台詞の裏には
「13年前も昔のことだけれど、彼らの記憶を辿って・・・」といった意味が含まれていたと思います。
"An elephant never forgets"ですものね・・・。

みなさんにはぜひこの顛末を本やDVDでチェックしてほしいのですが、
ハヤカワ文庫から出ているアガサクリスティの小説の方の翻訳のタイトルは
「象は覚えている」・・・

・・・ではなく、「象は忘れない」でした!!
pL
確かに日本語訳ならこちらの方がしっくりくるかもしれないですね。


 名探偵ポワロシリーズは、大好きな海外ドラマの一つなのですが、
NHKで放映当初から見続けてきたこのドラマも、
いよいよ25年の歴史に幕を下ろすようです。さみしいですが、
アガサクリスティのポワロシリーズをほとんど映像化することができたそうで、
スタッフやアクターたちのその熱意に感謝、ですね。
英語の勉強にもなると思いますので、みなさんもぜひ見てみてください。
19~20世紀初頭のLondonの街並みや建物や、室内のセットもうつくしいです。



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